テーブル筐体な日々
全日本テーブル筐体愛好会会員No.1会長のヒジヤンのユルイ日記
14インチ「スペースパイロット」のテーブル筐体を「スペースインベーダー」のテーブル筐体へレストア
2013/06/06 Thu. 06:15 [edit]
インストラクションカード。
スペースパイロットはコナミの「タイムパイロット」のコピー基板。
タイムパイロットもスペースパイロットも全く遊んだことがなく、14インチのインベーダー時代のテーブル筐体に惹かれて購入。
ワンプレイ10円で稼働していた模様(;´∀`)
コインセレクターは古さを感じさせるものの、10円玉の通りは良く実用に耐えられるレベル。
金庫にはタイトーのステッカーが貼ってある。
筐体自体にはタイトーのメーカープレートが貼りつけてないので、筐体はタイトー製ではないと思われるが、このシールから察するにタイトーのロケーションで使用されていたのかもしれない。
天板キーは側面に付いているタイプ。
1P側コントロールパネル。
使い込まれていたようで、パネルの塗装が広く剥がれている。
インベーダー系のゲームのコンパネなので、本来は左右方向のジョイスティックだったと思われるが、8方向レバーに改造されている。
2P側のコントロールパネル。
こちら側も塗装が剥がれている。
当時のインベーダーブームの熱狂ぶりを物語っているようだ。
「MICRO COMPUTER SYSTEMS」という文字が印刷されている。
筐体内部。
14インチのブラウン管。
電源はスイッチング電源では無くトランス?
この手のものは仕組みがよくわからない(*_*;
ちなみにこの筐体は、天板を開けると画像右上のスイッチにより、電源が切れる仕組みになっている。
スペースパイロットの基板。
天板内側にはこの筐体に最初に組み込まれていた?「カラー コンバット」というゲームの取説が、今でも貼り付けてあった。
書いてある内容からしてインベーダーのコピーゲームだったことは明らかだ。
ググってみると「スペースコンバット」(ジャパンレジャー)という、スペースインベーダーの亜流が存在していたようである。
ちなみにジャパンレジャーとは後のジャレコであり、スペースコンバットは同社初のゲーム作品だったらしい。
もしかしたらそのゲームの筐体だったのかもしれない。
もしくは「カラー コンバット」という別のゲームも存在したのか?
電源を入れるとスペースパイロットは問題なく起動し、両サイドともコンパネもちゃんと動いたが、音が鳴らなかった。
ハーネスを見たらなぜかスピーカーの配線が外してあった。
スペースパイロットの基板を取り外す。
「TAIMU-PAYLOT」?ww
コナミのタイムパイロットの基板にもこの誤字が印刷してあるのだろうか(;・∀・)?
コナミ配列からJAMMA配列に組み換え。
もじぴったんで動作確認!
配線ミスは無かったが、映像が明るすぎるので調整したいところ。
モニター調整のつまみは……
こんな狭くて危険なところにあった∑(゚д゚lll)
できれば触りたくない場所なので、組み込む予定のスペースインベーダーの基板が、どのように映るか試してみる!
タイトー純正基板。
非常に良い感じで映っている!!
スペースインベーダーを表示する上では、モニター調整は不要のようなので、つまみをいじるのは辞めた(;´∀`)
塗装の剥げたコンパネも味があって良いのだが、タイトーの文字は入っていないものの、デザインはタイトーのスペースインベーダーのコンパネと同じと思われるコンパネを、1P側だけ持っているので交換してみることに。
4個のナットを外すとコンパネが外れるようだ。
外してみて……
取り替えてみたらピッタリ!!
配線を切り離し、コンパネの移植作業開始。
スイッチの作動確認はしていないのだが、動くことを信じてハンダ付けをしてみる。
面倒臭いが楽しくもあるハンダ付け(;´∀`)
実験したら全てのボタンが生きていた\(^o^)/
ちなみにこのレバーはオリジナルの2方向から4方向に改造されているので、インベーダーやギャラクシアンのような2方向操作のゲームだけではなく、4方向操作のゲームでも遊ぶことが出来る。
取り付けてみるとスペースインベーダー純正テーブル筐体の雰囲気が出てきた!!
1P側だけとはいえ、かなり見栄えが良くなった♪♪
ついでに他のインベーダーも遊んでみた。
ロジテックのスペースインベーダーは、UFO破壊音が鳴らない故障持ち基板(´・ω・`)
スペースインベーダーPARTIIはタイトル画面が繰り返し表示されて先に進めないトラブルが!
隣に置いてあった源平テーブルに繋いでみたらちゃんと動いた(;・∀・)
電圧が合わなかったのかな。
この筐体に組み込むタイトーのスペースインベーダーの基板は、結構前に入手したけどほとんど遊んでなくて、今回色々いじってみたらインベーダー破壊音とUFO破壊音が鳴らなかった上に、2Pの右と発射ボタンが入りっぱなしという故障を発見した(´・ω・`)
2Pサイドでは遊べないので、2Pスタートボタンの配線にスイッチを入れ、2Pスタートボタンのオンオフが可能にした。
コインセレクターを100円玉のものと交換した。
天板ガラスを外し、スペースパイロットのインストと10円表示を回収。
代わりにスペースインベーダーのインスト(右は純正、左はカラーコビー)と100円表示を掲示する。
これにてスペースパイロットのテーブル筐体を、スペースインベーダーのテーブル筐体にレストアする作業が終了\(^o^)/
1980年頃からアーケードゲームを遊ぶようになったので、スペースインベーダーの現役時代は知らなくて、実はスペースインベーダーに強い思い入れは無いんだけど、テーブル筐体と言えばインベーダーは外せないわけで、テーブル筐体マニアとしてはスペースインベーダーを組み込んだテーブル筐体は、持っておきたい一台である(^^)
スペースインベーダーはやっぱり垂直パネルじゃないとね!
懐かしさに浸るには筐体とか椅子とか、ゲーム内容だけではなくプレイスタイルも重要だと思います。
14インチのテーブル筐体で背中を丸めながら垂直コンパネで遊んでこそのインベーダーだと思う!
子供の頃にスペースインベーダーに夢中になった人に、ぜひこのテーブル筐体で遊んでもらいたいなぁ!
とりあえず父親にやらせてみようかw
源平討魔伝のテーブル筐体とツーショット。
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category: 筐体のレストア
コメント
うちも同じ形状のコンバット筐体を持っていますが、モニターがお亡くなりなってしまったので、
強引に15インチの液晶(シール印刷機からの流用)を突っ込み、自作エミュ筐体と化してしまいました。
コンパネは元々付いてた奴を改造して、8方向レバー+2ボタンで、ボタンはインベーダー筐体と同じ物のスペア持ってたので流用をばと。
#- | URL | 2013/11/18 01:07 | edit
Re:
コメントありがとうございます(^^)
同じものをお持ちですか!
モニターは寿命でしょうから仕方ないですね。
割り切って液晶に換装されるのも現実的な選択だと思います。
エミュ基板は縦画面の60in1系でしょうか?
テーブル筐体向きのゲームが多数収録されているし、基板からVGAが出ているので液晶ディスプレイとの接続も楽ですね。
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