テーブル筐体な日々
全日本テーブル筐体愛好会会員No.1会長のヒジヤンのユルイ日記
禁断のアノードキャップに触れた
2014/02/26 Wed. 09:40 [edit]
テクノポリスに貸し出す前からモニター基板から異音がしていたので、ヤッパリ不具合が出たか!って感じ^^;
この筐体、おもフェスにも展示しようと思っていたので、さっそくテクノポリスから引き取り、自宅ガレージで点検してみた。
モニターを縦画面とした場合、画面下部の映像がブルブル震えるという症状だった(・・;)
カメラの向きが(^_^;)
おそらくモニター基板のどこかに不具合が発生したのだろう。
幸い、このモニターに使用されているモニター基板と、ほぼ同型のモニター基板をスペアとして持っていたので、モニター基板を交換すれば多分復活するだろう。
テーブル筐体を手に入れて今年で20年。
レストアでモニターを載せ替える作業は何度もやってきたが、それらのモニターは通電後かなり時間をおいてブラウン管の内部の電気が自然放電された、手で触れても安全なモニターばかりだった。
今回のモニターは通電直後であり、ブラウン管の側面にあるアノードキャップ取り付け部にマイナスドライバーを差し込み、ブラウン管内部の電気を放電させなければ、安全にモニター基板の交換が出来ない。
本やネットで放電方法は知っていたものの、万が一失敗して感電した場合、怪我どころか死んだりしたらと考えると、怖くて実行出来ずにいた(・・;)
先日モニター修理で有名な京浜サービスに電話した時に、ついでに放電方法に関するアドバイスを受けたので、京浜サービスのホームページも参考に恐る恐るチャレンジすることにした!!
まずは、長いマイナスドライバーとリード線とワニぐちクリップを繋いだ物と、絶縁の為のゴム手袋を用意。
右手にはゴム手袋を一応二重に装着した。

ワニぐちクリップを筐体のブラウン管を支えるフレームに挟む。

そして右手に二重に装着したゴム手袋で、左手用のゴム手袋越しにマイナスドライバーを握り(←念には念を入れw)マイナスドライバーの先端をアノードキャップの隙間に差し込み、ブラウン管の穴に引っ掛けてある針金状の金属線とマイナスドライバーの先端を接触させた!!

「バチッ!!」とか閃光などの反応は一切無かったので、放電が成功したのか分からず、何度も接触を繰り返してみた(・・;)
そして二重のゴム手袋の右手で、恐る恐るアノードキャップを摘まみ、モニター基板とブラウン管の分離に成功(;´∀`)

アノードキャップ以外のケーブルやモニターのケツに刺してあるネック基板も外した。

故障したモニター基板を無事に摘出!

右はこれから取り付けるスペアのモニター基板。
あまり使用されてなかったのか綺麗☆

筐体のアンダーボックスの扉の内側に新しいモニター基板を取り付け、各種ケーブルにてブラウン管と接続。

アノードキャップも取り付けた。

そして最後にネック基板をブラウン管のケツに差し込もうとしたのだが、うまく差し込むことが出来ない(*_*)
そこで新旧のネック基板を見比べたところ、ブラウン管のケツに差し込む丸くて白いコネクターの形が微妙に違っていた∑(゚д゚lll)
このまでは新しいモニター基板をネック基板を介してブラウン管に取り付けることが出来ない(´・ω・`)

悩んだ結果、新しいモニター基板のネック基板を取り外し、古いネック基板と交換すれば、ブラウン管と繋ぐことが可能であり、ネック基板同士が同性能で互換性があれば、映像を映し出すことができるはず!!
モニターに関する知識が不足しているので、とりあえずやってみなければ結果も分からないし、とりあえず丸くて白いコネクターに半田付けされている赤とグレーのコードを付け替え、黄色のリード線のコネクターも差し替えた。

そして電源オン!
映ったああぁぁ!!!\(^o^)/

以前の映りより縦方向にちょっと寸詰まりだけど、綺麗に映っている(*^^*)
これでこの筐体もおもフェスに展示できるな♪

私は上記の手順で感電しませんでしたが、同手順で実行される方は、自己責任で行ってください。
万が一のことを考え、一人での作業は控えた方が良いかもしれません。
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category: 筐体のレストア
コメント
ゼビウスが直って良かった!
自分もノーコンキッドを見てレトロゲーム熱が燃え上がり
オクで空のテーブル筐体を買い、PCを組み込んでナンチャッテレプリカを楽しんでます。
おもフェスで本物を見に新潟市から伺います、楽しみにしてます。
ショーちゃん #- | URL | 2014/02/28 07:58 | edit
ついにアノードキャップを!
バチッとならない場合もあるんですね。鳴らなきゃ鳴らないで不安にんばりますねー。勉強になりました。
藤田 #- | URL | 2014/02/28 11:09 | edit
お怪我なくてよかったヽ(´ー`)ノ
修理おつかれさまでした。おめでとうございます。
禁断のアノードキャップに手を出されたのですね。
バチってならなかったのはモニタ基板上の放電を司る部分がしっかり生きていたからだと思います。そっちの抵抗とかがもし壊れてる場合は数日でも自然放電せず内部に貯めこんでおられるそうです。
次また修理する時も念には念を入れてくださいね。
しおんパパ #- | URL | 2014/02/28 22:51 | edit
ショーちゃんさんへ
コメントありがとうございます!
ノーコン・キッド面白かったですよね(^^)
テーブル筐体を改造して楽しまれているんですね(´∀`)
おもフェスお待ちしています♪
しかしゼビウスのカンストはお控えくださいね^^;
★ヒジヤン★ #- | URL | 2014/03/01 10:53 | edit
藤田さんへ
コメントありがとうございます!
京浜サービスの方の説明では、古いモニターの場合、バチッ!と音がすることが多いとおしゃってました。
手慣れた方から直接手ほどきを受けずに、見聞きした情報のみで実行するのは怖いですね(;´Д`)
★ヒジヤン★ #- | URL | 2014/03/01 10:57 | edit
しおんパパさんへ
コメントありがとうございます!
アドバイスありがとうございます(^^)
今回はトラブルもなく実行できましたが、今後も気を抜かずに慎重に作業したいと思います。
★ヒジヤン★ #- | URL | 2014/03/01 10:59 | edit
CRTの解体
昨日、このページを見ながら、CRTを外してみました。
元気に動くCRTでしたが、LCDに入れ替えるためにやむなく廃棄です。
消費電力も下がるし、筐体がすごく軽くなるので作業が楽です。
KOH #wr80fq92 | URL | 2014/03/13 01:14 | edit
Re: CRTの解体
KOHさん☆
ブラウン管撤去されたんですね。
感電しなくて良かったです(;´∀`)
ブラウン管は重いし電気を喰いますが、液晶に比べ残像や遅延が無くて好きです。
テーブル筐体のモニターをブラウン管から液晶に換装すると驚くほど軽くなりますよねw
★ヒジヤン★ #- | URL | 2014/03/13 02:08 | edit
ヒジヤンさんこんばんは、先ほどヒジヤンさんのブログとにらめっこしながら、筐体からモニターと基板外せました(^^;;アノードキャップはドライバー差し込むまでかなり時間かかりました汗汗
かなり基板が汚れているのと、フォーカスがいまいちしっかりと合わない胸を京浜サービスさんに問い合わせたら、修理可能という事でした!良かったです(T_T)ヒジヤンさんブログありがとうございます!
はくな #- | URL | 2016/03/10 00:45 | edit
Re:
はくなさん☆
お役に立てて嬉しいです(^_^)ノ
良き筐体LIFEを。
ヒジヤン #- | URL | 2016/03/10 11:05 | edit
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