テーブル筐体な日々

全日本テーブル筐体愛好会会員No.1会長のヒジヤンのユルイ日記

「任天堂謹製」ミニアップライト筐体のレストア 

任天堂が製造した14インチ駄菓子屋ミニアップライト筐体をレストアしてみる。

この筐体は7~8年位前にヤフオクで手に入れた。

一般的な駄菓子屋筐体より背が低く、そのスタイルに一目惚れしたので、即決希望を持ちかけ購入に至った(o^^o)

確か出品者の父親がお店で使っていた筐体って聞いたような気がする。






購入時に説明があったが、電源を入れてもモニターも基板も無反応で、筐体に入っていたオルカの「スプリンガー」は、ハーネスを作成して別の筐体で通電したが、画面がバグってフリーズしており、プレイ不可能だった。





筐体を復活させるには、壊れているモニターの載せ替えが必要で、筐体の構造上モニターの交換はかなり困難そうだったので、今まで数年間放置してきた^^;←筐体レストア前のいつものフレーズw






あれから数年、最近14インチのモニターを複数台手に入れたので、重い腰を上げてレストアに取り掛かる( ̄^ ̄)ゞ

筐体背面には任天堂のプレートが。






フロントドアを開けたところ。

金庫は単独に別の扉で開けるという、珍しい仕組み。






ドアの内側には「スペースランチャー」(任天堂1979年)の説明書が貼り付けてあった。

スペースランチャーはユニバーサルのギャラクシーウォーズに似たゲームで、この筐体のコンパネのボタン部にはFIREと印刷されていることから、この筐体はスペースランチャーを組み込んで世に出たと思われる。






ステンレスのガラス抑えを外し、ガラスとスモーク板とエスカッションを取り外したところ。

ちなみに画像は無いけどガラス抑えは3本ほどのネジ止めが一般的だが、この筐体はフックで固定する方式なので、インストの差し替えやガラスやモニターの拭き掃除の時に便利。






モニターとモニター基板は、金属製のボックスにセットされている。

このような仕組みは、今まで10台ほど駄菓子屋筐体を触ってきたが、他に見たことがない。

感電の恐れがある危険な部分がボックスで覆われているのは安全だけど、メンテナンス的には邪魔だな^^;

金属製のボックスがモニターフレームの役割もしているため、新しいモニターとモニター基板もこのボックスに収めなければならない(´・_・`)

このボックスにこれから載せ替える予定のモニターやモニター基板が、うまく収まるのか不安なところ(*_*)






筐体内には任天堂の色反転基板が組み込まれていた。

任天堂のゲームは通常のモニターに映像を映し出そうとすると正常には映らないので、このような色反転基板が必要とのこと。

該当する基板を持っていないので詳しくは分かりませんが^^;

想像なのだが、このモニターは任天堂の筐体なので、任天堂のゲームは正常に、それ以外のゲームは色が反転するモニターなのかもしれない。

スペースランチャーの基板を取り外してスプリンガーなど他メーカーの基板を任天堂基板用のこのモニターに映し出すためには、この色反転基板が必要?なので、筐体に組み込まれたのか??

基板にある「’85 2 15」という表記は製造年月日?






単純にモニターだけを強引に引っ張り出そうとしたが、配線を外すことができずムリだった^^;





面倒だが金属製のボックスごと筐体から摘出しなければならないことが分かったので、ボックスを筐体に固定しているナット左右で4個を外す。






すでにナットを外した画像。






ボックスを摘出する時、ボックスがドアと干渉するため、一時的にドアを外す。






ボックスを手前にスライドさせているところ。






無事にボックスを取り外すことができた(^ ^)






空っぽになった筐体。






ボックスからモニターを外したところ。

モニターやモニター基板は再利用しないので、コード類はニッパーで切断しながらの作業。






ボックスの内側にはモニター基板が取り付けてある。

それも不要なので取り外す。






ネジを外してモニター基板が固定されている鉄板を外した。






鉄板からモニター基板を外そうとしたがかなり手間なので、とりあえずこのまま放置w






空っぽになったボックス。






そこに新たに取り付けるモニターをセット。






エイトライン筐体に使用されていたモニターなので、エイトラインの画面焼けがある。






このモニターは購入後、動作確認していなかったので、正常に映るか確認してみる。






モニターとモニター基板を接続し、ゲーム基板からの映像信号をモニター基板へ。






うぉー!!

メッチャ綺麗に映っている\(^o^)/

色ズレ、ゆがみ、ボケも無く、焼けも気にならない。






せっかくなので少し奇々怪界で遊んでみた(^ ^)






モニターをボックスに固定。






モニター基板が宙ぶらりんな状態で、重いボックスを筐体に戻すのは大変だったが、新たなモニターを載せたボックスを、なんとか筐体に収めることができた^^;





モニター基板は画質調整ツマミを操作しやすいように、ボックスではなく筐体に固定した。

ツマミはもちろん、上下反転コネクターも手の届く位置というのはラッキーだった\(^o^)/

画質調整や反転コネクターの差し替え作業のたびに、わざわざモニターボックスを筐体から降ろすなんて面倒はしたくなかったのでホッとした^^;

なおこの筐体は、モニターフレームの構造上、縦画面ゲーム専用。






任天堂基板用のモニター?から一般的なモニターに載せ替えたことで不要になった、色反転基板を筐体から取り外した。

正常に動作するのか不明だが、後々使うこともあるかもしれないので、大切に保管しておこう。






あらかじめJAMMA化しておいたコネクターに映像信号をハンダ付けして電源を入れた!

無事に表示された\(^o^)/

苦労が報われ、顔がニヤける瞬間(^皿^)






この筐体は任天堂製だし、実際これと同型の筐体でドンキーコングが稼働していたのを当時見たという情報もTwitterで頂いたので、手持ちのドンキーコング(©基板なので色反転基板不要)を組み込みたかったのだが、基板が故障していてプレイはできるものの画面がバグっているので、代わりにクレイジーコングを組み込んでみたw

ちなみにクレイジーコングは一般的な縦画面ゲームに比べ上下逆さまに映る上、ディップスイッチでの画面反転機能も無いので、上下反転コネクターを差し替えた。






任天堂の筐体にドンキーコングの贋作のクレイジーコングを組み込むという暴挙w

まあクレイジーコングは完全な違法コピーではなく、当初は任天堂から許諾されて流通したものの、任天堂との契約台数以上にクレイジーコングを製造販売してことが問題となり、裁判沙汰になったらしい(-。-;

80年代前半、近所の駄菓子屋でテーブル筐体のクレイジーコングで遊んでいたし、アーケード版のドンキーコングは大人になってから遊んだので、俺はクレイジーコングの方に思い入れがある(^ ^)






クレイジーコングは4面のコングに触れてもミスにならない。

ドンキーコングとクレイジーコングPartIIはミスになる。




レバーガイドが8方向用になっていたので、クレイジーコングをプレイしやすいように、レバーガイドを4方向用に取り替える。

ご丁寧にもコンパネの内側に、4方向用レバーガイドが貼り付けてあった。






取り替えたところ。






遊んでみたらジャンプボタンの反応がイマイチだったので取り替えることに。






このコンパネのボタンはスタートボタンも含め、マイクロスイッチを使用した古いボタンが使われており、ボタンを押すと「カチカチ」と懐かしい音がする。

左が取り外したボタンで、右は現行の一般的なボタン。






手持ちのスペアボタンの中に、少々形状は異なるがマイクロスイッチ式の赤いボタンがあったので、それと交換することで、この筐体の持ち味を損なわないようにした。






インストは先ほどとは別のクレイジーコングのインストに差し替えた。






先ほどのインストのイラストは任天堂のドンキーコングのインストと同様のドット絵で描かれているが、こちらのタイプはドット絵を元に書き起こされた、コピー基板オリジナルのイラスト(ややこしい表現w)で、コピー基板のチープさを更に醸し出す、絶好のアイテムであるw






ゲーム中に登場する青いタルはドクロのマークが入っており、荒いドット絵とはいえ先ほどのインストでもドクロのマークが確認できる。

このインストのイラストを書いた人は、青いタルがドクロマークだということに気づかなかったようで、訳がわからない模様になっているwww






ちなみに筐体のレストアとは少々脱線するが、クレイジーコングにはタイトルを差し替えたりグラフィックを一部変更した「コピー基板のコピー基板」が複数存在する。

クレイジーコングのタイトル画面だけを変更した「ドンキー『キ』ング」も持っているので紹介。

タイトル画面以外はすべてクレイジーコングと同一。






ドンキーコングの頃はまだ「マリオ」という名前が付いてなかったというのは有名な話だが、ドンキーキングの説明書ではマリオのことを「ミスターおじさん」と表現しているww






少々脱線したが任天堂製駄菓子屋ミニアップライト筐体のレストアはほぼ終了。

あとは10円玉はスムーズに通るものの、現状クレジットが上がらないので、コインセレクターのマイクロスイッチの故障か断線のどちらかかな。

2Pスタートボタンをクレジットボタンにしているので、家で使う分には問題ないけどね。
関連記事
スポンサーサイト

category: 筐体のレストア

TB: 0    CM: 0   

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://bz504178zb.blog.fc2.com/tb.php/355-b5d9efe3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2カウンター

プロフィール

メールフォーム

Twitter

カテゴリ

最新記事

最新コメント

カレンダー

月別アーカイブ

アクセスランキング

ブログランキング

検索フォーム

リンク

QRコード