テーブル筐体な日々
全日本テーブル筐体愛好会会員No.1会長のヒジヤンのユルイ日記
セガ★エアロテーブル導入
2014/10/14 Tue. 15:24 [edit]
今まで筐体の輸送でお世話になったヤマトコンビニエンスのらくらく家財宅急便が、今年の9月以降、ガラスを含む荷物の輸送に対してのルールが変更になったらしく、エアロテーブルの輸送を拒否されてしまいました(*_*)
紆余曲折あり、ヤマト運輸のヤマト便で届けてもらいましたが、90kgの重量級だけに、トラック2台で来て、ドライバー2人と俺の3人でトラックから降ろしました^^;

エアロテーブルは1988年にセガが発売した、26インチモニター搭載のテーブル筐体。
エアロシティのテーブル筐体バージョン!

スーパースト2コンパネが付いていたが、下段のキックボタンの所はホールキャップで塞いであった。
スーパースト2コンパネから察するに、当時はCPS2以降の格闘ゲームを組み込んで活躍し、ブーム終了後はキックボタンを外して3ボタンゲームに使われていたのかな?

スピーカーは天板の右側に飛び出すように設置。
VIDEO GAMEのプレートは蛍光灯で照らされる。
スピーカー部には、本来黒いメッシュのカバーがあるのだが、残念ながら長年の使用で外れて紛失してしまったらしい。

左側面にはエアロテーブルのエンブレムが。

こちらの右側面にもエンブレムがある。

右側面下部にはセガのシール。

そして製造番号プレートが。
その下にはプッシュ式の電源ボタンとケーブル。

コンパネの右にはコイン投入口があり、二つ並んだ黒くて丸いのは、ヘッドホン端子。

当時エアロテーブルでプレイする機会は少なかったので、ヘッドホン端子の存在には気が付かなかった^^;
ヘッドホンを挿しても音が鳴らないと前所有者から聞いていたので、なんとか復活させたい。

コイン投入口の下には金庫があり、コインメーターも備わる。

その左にはメンテナンス扉がある。
ここからモニター基板のツマミを回すわけだが、なんとツマミは反対側の2P側を向いていた。
どうやらモニターが天地逆に取り付けてあるようだ(*_*)
2P側にはメンテナンス扉が無いので、26インチのモニターを取り出して180度回転させる必要がありそうだ(´Д` )

こちらは2Pサイド。
こちらにもコンパネを取り付けられるようになっている。
ヘッドホン端子はここにも二つあった!

いよいよ天板をオープン!

モニターには麻雀牌の焼けがあったが、さほどに気ならないレベル。
むしろモニター焼けが少しあった方が、ゲーセンで活躍して来た勲章として箔が付くってもんだw

モニターの左側は基板収納スペースとJAMMAハーネスがある。

モニターの右側にはボタンが三つあり、消磁、サービス、テストの各ボタンとなっている。

ヘッドホン端子の内側を見ると小さな基板があり、ボリュームらしき黒いツマミが!
これを回したらヘッドホンから音が鳴った( ̄▽ ̄)
2P側も含め、四つのヘッドホン端子全て生きていた\(^o^)/

筐体内部にシール発見!
63.10.01ってことはエアロテーブルが製造された1988年だから、初期に作られた個体なのかな。
つい先日、26歳を迎えたわけで、俺が好きなB'zのデビュー日(63.09.21)とほとんど一緒( ´ ▽ ` )

いよいよ通電!!
まずは、もじぴったん^^;
ちょっと色味がオカシイかな?

次にセガの筐体なのでファンタジーゾーンを接続( ̄▽ ̄)
ファンタジーゾーンは1986年発売なので、エアロテーブルより少し古いゲームだけど、エアロテーブルにはセガのゲームがよく似合う。

このまま使用しても何ら問題は無いのだが、たまたま手元にエアロコンパネがあるので、登場時のスタイルに近づけてみようと思う!
まずは筐体内側の蝶ネジを回して、コンパネを分解。

コンパネ開放!
そしてスーパースト2コンパネを取り外す。

このエアロコンパネに取り替えます。
1Pが赤、2Pが青、スタートが黄色というボタンの色は純正カラーだが、レバーボールの色が違うので、赤と青に交換して、よりオリジナルに近付ける!

2Pのレバーボールは、取り外したスーパースト2コンパネに使われていた青いレバーボールを移植( ´ ▽ ` )
しかし1Pのレバーボールを外そうとしたのだが、ネジがおかしいのかボールが回転するばかりで外れなかった(´Д` )
仕方ないのでレバーシャフトごとコンパネから外して、ジャンクのミニキュートコンパネからレバーシャフトを移植して、レバーボールはスーパースト2コンパネから移植した^^;
あとボタンも6個中4個の効きが悪く、ボタンの色は変えたくないので、ボタン内部のスイッチを良品と入れ替えた。

さてインストだが、手持ちのテトリスのインストは大小2種類のサイズがある。
エアロテーブルのインストボードを見た時、これはもしかして大インストがピッタリなサイズでは?と思った!

重ね合わせてみた所、やっぱりピッタリ!

インストボードをスピーカーユニットの上部に取り付けてテトリスを組み込んでみた\(^o^)/

インストボードはクルクル回転します( ̄▽ ̄)
目線の高さにクルクル回るインストボードがあるので、当時は結構イタズラされたようである。
DQN達のおもちゃにされ壊されたのか、インストボードが無くなったエアロテーブルを見たことがあったし、このインストボードもライターであぶったような焼け焦げた跡があった(´Д` )
また大きなインストのゲームがエアロテーブルに入ると、インストボードの大きさに合わせてインストがカットされたものもあったなぁ^^;

テトリスの裏にはこれまたサイズがピッタリなコラムスのインストを入れてみた。
POPを載せれば90年頃のゲーセンの雰囲気が更に増す( ´ ▽ ` )

さて夜になりMくんの助けを借りて、エアロテーブルから26インチのモニターを取り出した。
2人で持てば26インチのモニターはそんなに重くなかった。
ちなみに2人でモニターが入った状態のエアロテーブルを持ってみたらかなり重かった(´Д` )

モニターを取り外すには、モニターのコンセント、消磁ケーブルのコネクター、RGBコネクターを外せばオッケー。
ついでに筐体の底に溜まっていたホコリなどを掃除機でお掃除した☆☆

なんと筐体の底からアポロチョコがひとつ出てきたw
匂いを嗅いでみたら、まだチョコの美味しそうな匂いがした( ̄▽ ̄)
前所有者にチョコが出てきたと伝えたら、4歳の子供さんが筐体とのお別れにハチャメチャファイターをプレイした時に入ってしまったとのこと^^;
なるほど、新しそうなチョコだったわけだ^^;

スイッチング電源はモニターを外さないと交換出来ない位置にあるようだ(´Д` )
一応2P側の小さな扉からヒューズの交換は可能だが、5Vの調整は難しいかも。

こんな感じ。

筐体から摘出したモニターを放電処理して、天地反転コネクターを差し替えた上で、モニターを180度回転させて、筐体へ戻した。
これにより、メンテナンス扉からモニター基板に並んでいる各種調整ツマミにアクセスしやすくなった( ̄▽ ̄)

ハーネス方向から覗いたアングル。

まぁいずれにしてもモニターの調整は感電しないように気をつけないとなぁ。
26インチだと感電の衝撃も強いのかな?((((;゚Д゚)))))))

縁あって我が家へ来たエアロテーブル。
いつまでも大切にしたいと思う!

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category: 筐体のレストア
コメント
仲間~~♪
数少ないエアロテーブル仲間!嬉しいです!!
ほとんど、HotRodのために稼働してますが、他の基板の通電等の24Khzの切り替えが毎回感電しないかドキドキです。
切り替えのコネクタがモニター基板の近くなので・・・・
TEA #ntzMOtKE | URL | 2014/10/14 19:09 | edit
Re: 仲間~~♪
TEAさん☆
コメントありがとうございます!
今では稀少な存在となったエアロテーブルをいつまでも良いコンディションを保ちたいですね( ̄▽ ̄)
天地反転コネクターを差し替えた時に15、24kHz切り替えコネクターがあるのを確認しましたが、気軽には差し替えることが出来ない位置ですね(´Д` )
ウチのは15kHz専門で使いたいと思います。
ヒジヤン #- | URL | 2014/10/14 19:54 | edit
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# | | 2014/10/15 12:52 | edit
Re: いい感じですね!
消磁の件ですが、電源が入っていなくても、移動させたり向きを変えたりすれば、地球の磁場の関係で新たに消磁する必要があると思います。
ヒジヤン #- | URL | 2014/10/15 17:03 | edit
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