テーブル筐体な日々
全日本テーブル筐体愛好会会員No.1会長のヒジヤンのユルイ日記
ナムコテーブル筐体2台目ゲット!
2016/01/30 Sat. 05:02 [edit]
2016年1月23日、全日本テーブル筐体愛好会会員ナンバー64番ひげ丸さん経由で、2台目となる「ナムコT-3型テーブル筐体」を入手した!

ひげ丸さんが運んで来てくれた(*´▽`*)

さっそく細部をチェック!

間違いなくナムコ製。
1号機と比較して「所有ナムコ」シールが2枚無いけど、古いものだし仕方ないな。

コンパネはナムコ製ではなく、セイミツのコンパネに交換されていた^^;

2P側のコンパネもセイミツ製に交換されていた。

特徴的な光るスタートボタン。
果たして点灯するのか?

天板ガラスはnamcoのマーク入りの純正ガラス!
ガラスの傷も1号機よりも少なめでgood!

若干色褪せがあるが純正の「コイン投入口」シート。
1号機のは本物を撮影したものを印刷した複製品なので、純正を手に入れられて嬉しい!

シワがあるけどこちらも純正の「スタートボタン」シート。
こちらも純正品を手に入れたのは初めて!

いよいよ筐体内部をチェック!

ナムコ筐体ではおなじみのスイッチ類。

1982年製か。
スーパーパックマンやディグダグが発売された年で、翌年の1月にはゼビウスが発売されている。
このテーブル筐体はどんな基板が組み込まれていたのだろうか。

改造履歴票は未記入だった。

肝心の配線。
本来はナムコ配列の44Pエッジコネクター、電源が3Pコネクター、映像が6Pコネクターなのだが、36Pエッジコネクターのタイトー配列(KIC配列)に組み替えられていて、それをJAMMAに変換するハーネスが挿さっていた。
ちなみに1号機の方は配線の改造は行われておらず、ナムコ純正?のJAMMA変換ハーネスが付いていた。

モニターはどんな感じなんだろう。

ブラウン管を持ち上げた様子。
本来はブラウン管とモニター基板がフレームで組まれて一体化しているはずだが、フレームの一部が欠損しており、モニター基板は筐体にネジで固定されていた。

モニター基板があの位置に固定されていると色々マズイことがある。
このテーブル筐体は一般的なテーブル筐体と違い、アンダーボックスに扉が無い。
扉からモニター基板のツマミを調節することができないので、いちいちブラウン管を持ち上げないと調節できない。
さらにブラウン管を縦向きにすると、ブラウン管のネック基板とモニター基板が接触することも判明。
このモニターをこの筐体で使い続けるには、横画面ゲーム専用、モニターの映りの調節が厄介、ということになる。
一旦ブラウン管とモニター基板を抜き取った。

モニター取り付けの問題は後回しにして、内部を清掃することに。

横倒しにしてブロアーで内部のホコリを吹き飛ばした。

反対にも倒してホコリを吹き飛ばした。

この日は大雪((((;゚Д゚))))
寒い車庫で作業を進める。

1Pのコンパネを外す。

配線もカット。

15Pコネクターをハンダ付け。

ゲームセンターヒジヤンに置いてある源平討魔伝仕様のテーブル筐体からコンパネを移植。

コンパネが変わるとナムコらしさが高まった(*^ω^*)

ガラスを外した。

純正のゼビウス大インスト2枚と純正の100円シールを用意。

ゼビウスのインストが収まったその姿に興奮し寒さを忘れた(笑)

配線はこのままにしておこうと思ったが、JAMMA配列ではサポートされていないスタートボタンのランプの配線のことなど考え、ナムコ配列に復元することにした。

ナムコ配列からタイトー配列に組み替えた時に外されたスタートボタンのランプやサービスやテストの信号線に、それぞれ名前がついていた!
改造した人のちょっとした心遣いのおかげで、配線を追わずに済んで助かった^^;

44Pコネクターを用意し、タイトー配列からナムコ配列に組み換える。

44ピンコネクターの配線が完了。

+5Vと+12Vは3Pコネクターを使用する。

映像信号は6Pコネクター。
これらコネクター類は以前秋葉原のパーツショップで購入しておいたもの。

ナムコハーネスの6Pコネクターを手本に間違えないように配線。

電源投入!
+5Vが高い!

+5V調整用と思われるボリュームを発見し回す。

調整完了!

モニターが載っていない状態ではあるが、ゼビウスの基板を接続して電源を投入してみる(>人<;)

スタートボタンのランプが光った(((o(*゚▽゚*)o)))
でも光るのは2Pスタートボタンだけ?

ボタンを調べてみる。

分解してみたところ、ボタン内部の小さな電球が切れていたようだ。

ほぼ同型のボタンから電球を取り出して移植。

この小さな電球、製造が終わっているらしい( •᷄⌓•᷅ )

組み立てる前に通電したらバッチリ光った!

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

絵出ししてみたくなり、外したモニターを筐体内へ戻した。

やっぱりモニター基板を設置出来るスペースが無い(´・ω・`)

ここなら映りの調節が楽にできるが、ゲーム基板が入らなくなる(๑´• ₃ •̀๑)

通電!
あれっ!?
画面がおかしい((((;゚Д゚))))

モニター基板を壊したかもしれない( ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )

今回手に入れた2号機は来月7日のイベントで使用したいので、とりあえず1号機のモニターを移植することに。

1号機からモニターを抜いた。

ちなみに1号機は2号機よりも約1年後に製造されたようだ。

1号機のモニターを2号機に載せるにあたり、電源コネクターの加工を行った。
最近コメリで買ったLEDクリップライトが大活躍!
手元がグッと明るくなり作業しやすい(*´▽`*)

2号機にモニターを載せた。

バッチリ映った∩(´∀` )∩ワァイ♪

コンパネと筐体の両方にスタートボタンがあるのは変なので、コンパネの方のスタートボタンを外す。

外した穴にはホールキャップをはめた。

何とか形になったぞ!

最後にコインボタンを増設して完成!

貴重なナムコのテーブル筐体を斡旋してくれたひげ丸さん、ありがとうございました!!
3月の三条おもちゃフェスティバルでも使用したいと思います。
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category: 筐体のレストア
コメント
ナムコハーネス
いつも楽しく拝見しています☆
ナムコハーネスにスタートボタンのランプの配線がサポートされているとは、知りませんでした。よく考えられてる設計で、おもしろいですね。
配線図をまじまじと見返してしまいました(o_0)
勉強になりました。
あさい #- | URL | 2016/02/02 22:41 | edit
Re: ナムコハーネス
あさいさん☆
コメントありがとうございます!
セガの体感ゲーム機でも形は別物ですが光るスタートボタンが採用されていました。
ボタンの裏には通常の二本の脚の他に、スタートランプ信号と12Vを繋ぐ二本の脚もあり、ボタンの裏は4本の脚があります。
今でも市販されている光る押しボタンを接続して使用することもできますよ。
ヒジヤン #- | URL | 2016/02/03 02:29 | edit
おぉ、セガの体感ゲームも光るスタートボタンだったのですか。しかも4本脚とは。
こういうことって筐体にあまり関心がなかったから今までスルーしていて、気がつかなかったんだと思います。うちの筐体の中もよく覗いてみます。
あさい #jVHfAgrc | URL | 2016/02/04 22:33 | edit
Re:
あさいさん☆
http://youtu.be/JuEZYaUS0Ic
2年前に鹿児島県指宿いわさきホテルのゲームコーナーで撮影したアウトランです。
緑色のスタートボタンが点滅しているのが確認できます。
ヒジヤン #- | URL | 2016/02/05 09:27 | edit
アウトランの映像ありがとうございます。
緑色のスタートボタンが点滅していました☆
当時、アウトランが大好きでこの筐体もよくプレイしたものでした。アウトランのサントラも買ったりして。
ヒジヤさんのブログを見始めたころ、アウトランの基板を個人で持ってる人っているんだなぁとうらやましく思ったものです。
それにしてもヒジヤさんアウトランうまいですねぇ*\(^o^)/*
マジカルサウンドシャワーが心に響きました♪
あさい #jVHfAgrc | URL | 2016/02/06 23:18 | edit
Re:
あさいさん☆
アウトランは東京へ行くとミカドなどで遊んでいますので腕は衰えていないようです(笑)
いつかアウトランの筐体を手に入れたいと夢見ています。
ヒジヤン #- | URL | 2016/02/08 10:07 | edit
日々、ゲームの腕を磨いていらっしゃるのですね(^^;;
私、ミカドって行ったことないんですよね〜
アウトランの筐体を入手されたら、遊びに行きます(^-^)/
あさい #- | URL | 2016/02/09 12:55 | edit
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